マンション買って小さな幸せ

Rainbow!!

Rainbow!!

ベテランテレホンオペレーター

新婚時代、家でひとりで遊んでいるのもなんなので、夫の紹介でアルバイトを始めたことがある。テレホンオペレーターだった。 ここだけの話、当時の労働時間約8時間のうち8割くらいは、みんなでテレビを見ながらお茶やお菓子を食べて、雑談していた。 仕事場のすぐとなりに、六畳ほどの畳の間があって、そこにテレビと座卓が置いてあって、まず朝はみんなでそのテレビの前に陣取って、仕事そっちのけで、朝のワイドショーを見ながら延々と昼前まで井戸端会議のような雑談をするのが日課だった。 その、ほとんどが芸能人の噂話や悪口大会だった。それが終わるとそれぞれの家庭の旦那さんや子供さんやお姑さんやお嫁さん、果てまたご近所さんのことなどにについての、愚痴とかぼやきとか噂話だった。 毎日みんな持ち寄りで、おつけものとか、お菓子とか、果物とか持ってきて、食べてしゃべって、思いっきりストレス発散していた。 新人だった私は、最初面食らった。彼女たちの強烈なパワーに圧倒されて完全に気後れしてしまった。もちろん話の輪には入れず、どんなリアクションをしてよいかもわからず、ただただ黙って話を聞いているしかなかった。 内心、こんなんで大丈夫なんだろうか?この人たちいったいいつ仕事をするのだろう? って、不思議だったし不安だった。でもその場を離れて私ひとりが仕事をするわけにもいかないような雰囲気だった。ので、かなり激しいジレンマに陥っていた。 でも、少しその状況に慣れた頃、だんだんわかってきたことは、彼女たちのいったん仕事に入った時の集中力が並並ならぬものであった。ということだった。 まさにその道何十年もの鍛えに鍛えぬかれたテレオペのプロ!!あっぱれとしか言いいようがなかった。それもそのはず、彼女たちのセクションは、その社内でも有名な「やり手テレオペ集団」だったいうことだった。 今思い出しても、なんともいえない独特の集団だった。 ちなみに彼女たちは当時全員50代だった。チャーミングでパワフルな集団でした。

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