小さな部屋
主人公の部屋がいつのまにか猫や虫やネズミたちでいっぱいになってしまう。
主人公は、その部屋で、動物たちと戯れながら、職場の仲間や知り合いの名前を書いたカード遊びに夢中になっていく。
主人公は、そのカード同士に会話させたり、恋をさせたり、ケンカさせたり、
人間のように扱ってゆく
いわばカードを使っての人間関係シミュレーションゲームのような遊びのようだ。
その2につづきます。
そのうちに人名が書かれたカードの方が、その人名の本人よりも、生き生きしたものに感じるようになってしまう主人公が、かなり怪しげである。
本人を前にしても「目の前の○○くんよりもカードの○○君の方がよっぽど○○君らしい」
なんて思うようになって、現実の世界から遊離というか逃避してゆくのだった。
そしてついには、自分の部屋から一歩も出られなくなり
主人公は自分の作った「人名カード」とだけ、人間関係を築くようになってしまうところで終わる。
かなりゾクッとした。
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